ケアンズ空港で予約したレンタカーを借ります
無事ケアンズに到着しました。ケアンズ空港の到着ゲートを出た目の前に、レンタカー店があります。まずは英語で何を話すか、頭の中で整理して、勇気を出して話しかけます。にこやかに対応してくれて、予約番号と名前を伝えると何ごとも問題なく、借りることができました。
三菱の SUV です。室内空間も広くて、出力も高いので、危なげなくキビキビと走ってくれます。
前の記事にも書きましたが、オースとラリアの国道はトラックが猛スピードで走ってます。身の安全を守るためにも小型車は避けて中型 SUV 以上が良いと思います。命はお金では買えないと思います。
また、Apple Carplay が搭載されている車が多いと思います。つまり、携帯がつながらないとナビが使えないので、空港でポケットwifiをレンタルすることもおススメしたいです。 事前にネット申し込みができます。
オーストラリアって、日本の免許保有者は運転しやすい
オーストラリアは、日本と同じで、右ハンドル・左側通行なので、その点の運転障壁は少ないです。
関門は「ラウンドアバウト (Roundabout)」です。日本でも富士市とか長野で導入され始めましたが、その後は、風土に合わなかったのか、あまり見ませんね。オーストラリアや日本のような左走行の国では、円を時計回りに運転するのがルールです。運転の仕方を解説します。
円が 1重 の場合は簡単です
右からやってくる車両に注意しながら円に侵入します。ラウンドアバウトに入る前にコントロールできる速度に徐々に落として、スムーズにINするのが最もスマートです。慣れず、危険を感じた場合は (推奨はできないですが、、、) 円の手前で迷わずに一時停止してください。安全側で判断することを心がけると良いと思います。海外に人は乱暴な運転に見えますが、運転が上手いので対応してくれると思います (しかし、他人の状況を気遣う文化はなさそうなので、結構あおってきます)。よくないことは、判断が遅いことだと思います。私も慣れないときに、中途半端に前進してから、一時停止してしまい、後ろの車に怒られてしまいました。ちなみに、海外では頻繁にクラクションを鳴らすので、あまり気にしないで良いと思います。一呼吸、発信が遅れただけで鳴らされることもあります。
円が2重のラウンドアバウトはちょっと厄介です
2車線あるの町中の大きな交差点などに現れます。左折・直進は手前の円 (外側の円) を使って、直進・右折・Uターンは奥側の円 (中心側の円) を使います。
左折するとき (最も簡単です)
(1) ラウンドアバウトに進入前に左折の方向指示器を出します
(2) 右側から車が来なければラウンドアバウトに進入します
(3) 左折方向の道路へ向けてラウンドアバウトを退出します
直進するとき
(1) ラウンドアバウト進入時に方向指示器は出しません
(2) 右側から車が来なければラウンドアバウトに進入します
(3) 左折方向の道路を過ぎたら左折の方向指示器を出します
(3) 直進方向の道路へ向けてラウンドアバウトを退出します。
右折するとき
(1) ラウンドアバウト進入前に右折の方向指示器を出します
(2) 右側から車が来なければラウンドアバウトに進入します
(3) 直進方向の道路を過ぎたら左折の方向指示器に切り替えます
(4) 右折方向の道路へ向けてラウンドアバウトを退出します
Uターン
(1) ラウンドアバウト進入前に右折の方向指示器を出します
(2) 右側から車が来なければラウンドアバウトに進入します
(3) 右折方向の道路を過ぎたら左折の方向指示器に切り替えます
(4) Uターン方向の道路へ向けてラウンドアバウトを退出します
方向指示器を出していない現地の方も多いのですが、聞いたところによると、事故時に不利になることがあるらしいので、ルールはしっかり守った方が良いと思います。
海外サイトに判りやすい動画もありますので、こちらもご覧になってください。
ケアンズ市内の駐車方式について
日本語の説明サイトもたくさん出ていますが、路上駐車が充実しています、、、が、市内の昼頃は空いていないことが多くて、グルグル回ることが頻繁にありました。正直、大きなパーキングに駐車して、歩いたほうが効率的かもしれません。
何ごとも経験なので、チャレンジする方は、下記の看板の情報を頼ってください。
① 駐車可能な時間
② メーター式、チケット式、無料 の3種類です
③ 適用される時間帯の指定です
左の写真を、左から読むと、
左端:2時間、無料、月金 AM8:30-PM5:00、土 AM8:30-AM11:30
中央:3時間、メーター制、月金 AM8:30-PM5:00、土 AM8:30-AM11:30
右端:3時間、チケット制、月金 AM8:30-PM5:00、土 AM8:30-AM11:30
駐車料金自体は安かったです。2ドルもしなかったです。時間外駐車と時間超過はしない方が良いです。罰金は割合と高いと聞いています。市内では、取り締まっている警察を何度も見かけました。
ケアンズ周辺で車でアクセスできる観光地
Wildlife Habitat (ワイルドライフハビタット)
ケアンズの北にある Wildlife Habitat (ワイルドライフ・ハビタット) です。市内から1時間ちょっとで到着します。Parm Cove (パームコーブ) や美しい海岸線を右手に見ながら快適なドライブです。
頑張って午前中に入場すると、鳥と戯れながらの朝食「Breakfast with the Birds」を楽しめます。食事自体は、取り立てての普通の食事ですが、テーブルを回るスタッフの方が、オウムやインコを、お客さんの頭や腕にポイポイのせてきます。我が家の子供は慣れていないので、ただただ硬直していましたが、意外とずっしりと重いインコと一緒にご飯を召し上がってはいかがでしょうか。
園内には、ワラビー、カンガルー、大型の鳥がたくさん放されていて、自由になでたり、エサをあげることができます。日本でも伊豆シャボテン公園など、触れ合うことができる動物園もありますが、オーストラリアの動物園は別格に人に慣れているし、掃除も行き届いて匂いもあまりしないので、楽しめると思います。コアラ記念撮影やワニ、ヘビも多数飼育されていて、長時間遊べる動物園です。
Granite Gorge Nature Park (グラニットゴージ自然公園)
次に紹介するのは、ケアンズから西に約 80km のグラニットゴージ・ネイチャーパークです。とても自然に近い形でロックワラビーに触れ合えるので、動物好きの方には是非お勧めしたいです。割と長距離ドライブになりますが、ノンストップで行けるので、1時間半くらいで到着できます。
道が山越えなので、Google Map 通りの時間では到着できないと思います。私たちの場合、子供が酔ってしまって、途中で通過するマリンバという町のカフェで、休憩&昼食を取りました。お店が少ないので、軽食を持っていくか、マリンバで食べることをお勧めします。
運転中、オーストラリアらしい鉄分豊富な赤茶けた大地をずっと走っていきます。途中に高さ 1m を超える蟻塚が頻繁に出てきます。珍しいので、安全確認して退避エリアを見つけることができたら足を止めてみると良いと思います。 大きいですよ~。どんな蟻なのか興味があったのですが、大抵の蟻塚は空き家になっているそうなので、どんな蟻が居るのかは結局分からずじまいでした。
注意としては、この道は大型トラックが頻繁に通るので、十分にご注意下さい。日本の感覚で道の脇に止めるのはとても危険です。トラックにはね飛ばされるかもしれません。
グラニットゴージは、受付はそれほど大きくなくて、公園にポツンと事務所と私が訪れた時は気さくな老夫婦が居ました。ここでは、ロックワラビーと自然に近い形で触れ合うことができます。
事務所の感じに反して、かなりハードなツアーなので、靴底が滑りにくい運動靴、動きやすい服装、お子さんも自分で歩けるくらいの年齢で参加されるのが良いと思います。下の写真のような大きな岩の上を上り下りして奥を目指します。
ここでは野性味を帯びたロックワラビーが沢山住んでいます。是非、受付でエサをたくさん購入していってください。次々とワラビーが集まってきて、エサをねだってきてかわいいです。小さい子はワラビーも舐めてかかってくるので、大人と一緒に居た方が安全と思います。うちの奥さんはあまりの数に驚いて逃げていきました。動物園のワラビーとはアグレッシブさが違います!日本ではなかなか味わえないアクティビティですので、是非行ってみてください。
Catch a Crab Tour (キャッチアクラブ:船でマッドクラブを捕まえて食べる & 釣り付き)
次に紹介するのはマッドクラブを取って食べるツアー 「Catch a Crab Tour キャッチ ア クラブ ツアー」です。
このツアーは印象的でした。まず待ち合わせ場所に行きましたが、てんでバスが来ない。どうやら他の中国のお客さんが大遅刻でホテルで足止めをくっているらしい。と、言うのを何とか携帯でヒアリングできました。路上脇でため息をつきながら待つ。遅れること約30分、遅れた中国のお客さんは一言も謝ることもなく到着。運転手の船長は「ごめんなさいごめんなさい」と申し訳なさそうにペコペコしてました。
ケアンズの北の港から出船して、北部の湾岸をゆっくり走ります。マングローブの林を進むと、船長が船を止めます。説明を聞くとここにはそこそこ大きいクロコダイルが出るらしいです。そんな川でカニ網を引き揚げます。エサは GT の3枚おろしの中骨です。はじめの2、3個の籠には何も入っていなかったが、4個目くらいに入っていました!!マッドクラブです!!で、でかい、めちゃくちゃ力強そう!太いハサミを振り上げて威嚇してきます。船長は指出すな!ちょん切られるぞ!と言ってます。
船内に引き揚げて甲羅を足で踏んづけてロープで縛る。カニの亀甲縛り。持たせてもらったけど,1.5Kg くらいはありそうな大物。太いハサミが食べ応え有りそうです。じゅるる。
もう一匹カニを取ったところで、船長が部屋の奥からカニがたくさん入ったバケツを持ってきました。どうやら出船前に予め捕獲しておいたものがあったらしいです。これがあなたたちのお昼御飯だよ。と言っていました。
船長の奥さんが船の中で調理開始します。その間、お客さんは釣りの時間です。実はこれが目的でこのツアーを申し込みました。やったね!待ってました!
ぶっとい船竿にさびた針が付いています。エサはエビとイカを用意してくれました。さぞたくさん釣れるのかと思いきや、チーンです。全然釣れません。まぁ、10時過ぎだもんね。釣れない時間帯は全世界共通でしょうか???ポイントをいくつか変えながら、色々探るけどエサ取りすらいない悲劇的な状況。船長は「いつもは釣れるんだけなー」とかとぼけたこと言ってます。
中国のお客さんは釣りが初めてらしく、ダルダルに糸をふけさせておしゃべりです。時々、まつるし、謝らないし、私の荷物を勝手に触るし、、、真剣なのは僕ともうひと組の日本人でしたが、リリースサイズが2匹くらい釣れただけ。うまい話はありませんでした。
そんな中,飽きて竿をぺしゃぺしゃと水面につけていた中国グループの女の子が大物をかけました!一気に盛り上がります。写真だ集まれ!と大騒ぎ。魚は butterfish (日本ではエボダイの代用品) というらしい。次に日本人の他のお客さんもでかいのをかける、butterfish。時合いかな?よっしゃ俺も!と誘いを入れると大きなアタリが!キタァ!で、釣れたのが君かぁぁぁ。ここにも居るんすか?日本で大量発生中のサバフグさんです。船長にも「フグかぁ、歯に気をつけてリリースだな」と言われました。不発でした。
食事の準備ができました。船上でカニランチです。茹でたマッドクラブ、エビ、パン。釣った魚は刺身にして出してくれました。ざっくりしたランチなのに白い皿と船で出されると、とてもおしゃれで、ワインでも空けたい気分です。
席で同席の日本人は若干年上のお金持ちそうな御夫婦。釣りが好きで、前回のオーストラリアではバラマンディを釣ったらしい。うーん裏山ですね。
カニはただ茹でただけでしたが、名物だけあって、非常にうまい。味が濃いです。食べきれないくらい、たくさん頂きました。釣りして、カニをおなかいっぱい食べて、満足ツアーでした。帰港中にパイレーツオブカリビアンの撮影用の船とすれ違いました。これ撮影に使った本物とのことです。この船、エスプラネードラグーンの南側の海に停泊してあります。ここで撮影していたんですかね。20mくらいの中サイズの船でした。
Curtain Fig Tree (カーテン・フィグ・ツリー) と Lake Barrine (バリーン湖)
次に紹介するのはアサートン高原の curtain fig tree (カーテンフィグツリー) と Lake Barrine (バリーン湖) です。
Lake Barrine (バリーン湖)
標高がかなり高い様で。クネクネの山道をひたすら登ります。これが子供にはキツかったみたいで、乗り物酔いになって、途中の小さな町で酔い止め薬を買いました。車酔いは “motion sickness” と知りました。「Are there motion sickness medicines for children?」で通じると思います。
まずバリン湖に到着。高原だけあってとても寒いです (この時は8月でした真冬です)!富士五湖の西湖くらいの大きさの綺麗な湖で、岸にはティラピアがたくさん泳いでいます。ここには遊覧船があって湖を一周するツアーがあります。遊覧時間はおよそ1時間です。
湖の奥に行くと、湖岸に大蛇、ティラピアの群れ、ウナギ、亀など豊かな自然が満載です。同乗していたのは地元の女子中高生の遠足の団体さんの一部はキャーキャー言いながら、一部はかったるそうに足をボリボリ掻きながら見ていたのが印象的でした。この子達にうちの奥さんはしきりに「ニーハオ!!」とあいさつされてました。
湖岸にはカフェがあって、スコーン、カプチーノ、ハンバーガーを頂きました。これがめちゃ美味しかったです。カフェの近くには、ニワトリとカソワリー間の様なそこそこ大きい黒い鳥が居ました。うちの子は持っていたおやつを一撃で奪われて、痛くはなかったみたいだけど、ビックリしたみたいでワンワン泣いてました。オーストラリアではワニ、鳥は怖いですね。
Curtain Fig Tree (カーテン・フィグ・ツリー)
その後、Curtain Fig Tree に到着です。写真ではよく見ますよね。荘厳で圧倒的な迫力があります。木をぐるっと囲むようにウッドデッキが備わっていて、ひっきりなしに旅行者がやってきます。
この木は、1本の木が不思議な形をしているのではなくて、背の高い2本の木にイチジクが寄生して、できているとのことです。成り立ちが看板で説明されていました。もともと2本の木が立っていましたが、イチジクの木が寄生して、木をなぎ倒して、隣の木にもたれかかって、イチジクがカーテンの様に垂れ下がってできたとの事です。ラピュタ内部に侵入した木の根を思わせる様相です。画角に収めるのもちょっと大変なくらい大きいです。このイチジクはいずれ宿主が生きていけないくらい締め付けるようです。イチジクの苗は、私、昔育ててましたけど、そんな凶暴な成長の仕方しなかったけど、種類が違うのかしら?
寄生イチジクの木は、所々にあって、例えばケアンズ市内のエスプラネードラグーンのやや南側に「Fig Tree Ground」という公園があって、そこにもあります。規模は小さいけど確かに締め付けられてます。蛇足ですが、この公園、アスレチックが充実していて、レストランで食事した後、腹ごなしに何回か遊びに行きました。
ケアンズ周辺のショッピング
Cairns Central (ケアンズセントラルショッピングセンター)
ケアンズセントラルショッピングセンター多い人は何度も足を運ぶかもしれません。日用雑貨、おもちゃ、ブランド品、スーパーマーケット、フードコートなど、なんでもある大きなショッピングセンターです。日本でいうと、ららぽーととかイオンの様な佇まいです。180以上のお店があるので、ただ歩くだけで楽しくなってくるところです。ダイソーもありましたが、もちろん100円ではありませんでした。食料品、惣菜、お土産などでよく利用しました。
SEAFOOD MARKET (シーフードマーケット)
Ocean World Seafood Market を紹介します。平たく言うと、その場で調理をしてくれる魚屋です。ここに行っていた日本人の方のサイトを見て私も行きました。店内には、色々な種類の魚を売っていて、釣り人の憧れ GT (ジャイアントトレバリー、ロウニンアジ) もデーンと鎮座していました。食べてみたかった、、、けどデカいし高くて買えなかったです。マダイに似た魚もいたんですよね。釣りをする私は興味深々でした。海に国境は無いですよね。
ここでは、魚を選んで、調理してもらって、持って帰ります。私たちはフライにして、ポテトフライを付けて、出かけるときのお弁当にしていました。一度、アツアツで食べたのですが、トマトソースをたっぷりつけて食べるとメチャウマでしたよ。結局、車の中にいいにおいが充満して、すぐ食べちゃうんです。
#2 ケアンズ観光編 : 最後に
まだ書き足りないですが、旅行編#2 はここまでです。次回、#3では、旅行編の続きとケアンズでの釣りについて書いてみたいと思います!ではまた、よろしくお願いしまーす。