【ゴムボート艤装 #2】夢がいっぱい、アイデアで楽しむゴムボートの艤装方法を紹介します

釣り

DIYと艤装パーツで改造

上の写真は艤装前の基本装備 (スッピン) の写真です。色々無造作に詰め込んでとりあえず具合を見てきました。

わかった事は、

ゴムボートの安定感はとても高い。規定の空気を入れた後はカチカチになるなので、不安感はないです。改善必要な点は、物を置くスペースが少ないことでなどです。列挙すると、

  • クーラーボックスをチューブ上に置きたい
  • 竿やタモは立ててスペース確保
  • 床が滑るので対策
  • 竿受け(ロッドホルダー)をいくつか設置したい既製品
  • アンカーの引き上げを楽にしたい
  • 魚探センサーの上げ下ろしが面倒
  • 後ろのチューブのエリアが勿体無いので物を置きたい
  • お尻が痛い

こんな感じです。一つ一つ解決していきましょう。始めに、加工する時には割高だけど、ステンレスのネジやワッシャを使うことをお勧めします。鉄製品は海では1日で錆びます。

クーラーボックス置き場

スノコを使ってクーラー置きを作りました。前後の座席板に、旗の設置用の穴が空いています。ここに雌ネジ金具を設置して、手で取り外しができる様にします。もう少し広くして、タックルケースを置いても良かったかもしれません。

写真で分かりますでしょうか。桐のスノコをL字のステンレスアングルで背を作って、チューブの上に合う様に角材で高さを調節。取り付けは手で回せるM6のハンドルネジで締結します。この後、背の部分に塩ビ管をねじ止めして、竿立ても兼ねました。これは長い間使いましたが、本当に便利でした。

この後、背中側にロッドホルダーを4本つけました。
固定は、座る板にM6の目ネジの金具を取り付けて、M6のハンドルネジで固定します。
クーラー置きの背面に竿立てを4本分設置

ロッドスタンド (竿立て)

沢山竿を持って行って沢山仕掛けたい派です。実は効率悪いし、置き竿は釣れないですよね。わかるんですが、欲が深くて、、、

トランサムを活用して、取り付け可能な竿立てを自作しました。

トランサムの余白に合う様に厚さ10mmの木板を台形に切り出して、塩ビ管をねじ止めしました。この部品をクランプでトランサムに固定して取り外しができる様にします。写真向かって右に3本、左側には2本立てられます。左は船外機のハンドルに当たらない様に気をつけて下さい。

トランサム板の左右に竿立て設置
左に3本、右に2本。エンジンに干渉注意です。

床マット作り

床は滑るのと、魚のヒレパンチで穴が開かない様に敷物が必要です。私はヨガマットを使いました。2ロール購入して、強力両面テープで貼り合わせています。床部品に合わせてカットしています。写真はシワが出ててすみません。いつもはシワが出ない様に組み立てますがこの時はミスりました。

ヨガマットを強力両面テープで接着

BMOレールシステムと竿受け(ロッドホルダー)

ちょっと高かったですが、BMOの汎用性に憧れてレールシステムを奮発しました。結果、竿受け、魚探、小物入れなどを置くことができて使い勝手が良いです。100円ショップのゴミ箱やトレイにM5用の穴を開けて蝶ネジでレールに止めています。ハサミやペンチを入れて置けばいざという時に取り出しやすいし、ボートが傷つきません。トレイは餌置きです。

レールの設置にはBMOのIFベースをボートに取り付けます。強く安定させるために、IFベースの固定用パーツを併用した方が良いと思います。強い荷重がかかった時にボート側の台座の接着が剥がれるのを防ぎます。

ロッドホルダーは極みグリップを使っています。ステンレス製とナイロン製両方買いました。使い心地はあまり変わりません。レールと見た目の相性が良いので、ステンレスを使う事が多いです。

BMOのレールシステムを左舷に設置
レールの上には竿受け2つ、魚探、小物入れ2個

アンカーの引き上げシステム

アンカーは買い物カゴに入れて、ボート前方に置きます。チューブの上に置く工夫をしても良いかもしれません。70mの深さでマダイをやるので、ロープは100mは最低必要です。8mmの金剛打のロープが軽さと強度で丁度良いと思います。

アンカーの悩みは重くて、何回も上げ下げしたくない事。でも何回も打ち直さないと、釣果は伸びないと思います。楽に上げ下げできるシステムを紹介します。

本来クライミングで使うアッセンダーというのを使います。アッセンダーは、ロープを決まった方向に引っ張って、逆方向にロックがかかるラチェットの仕組みになってます。ボートを後進させて、その力でアンカーを引っ張り上げます。30mくらい引っ張たらロープを回収して、また引っ張るを繰り返して楽にアンカーを引き上げます。

魚探センサーの設置

市販の魚探センサー取り付け器具は品質は良いと思いますが、ゴムボートは畳むので、常設はしにくい。棒の先にセンサーを取り付ける方法は走行時に引き上げなければならない。忘れると棒が曲がる、壊れる。という悩みがあります。

ボートの底には左右のリアにキールがあります。このキールは中空で、隙間が空いています。ここにセンサを付けるベース材(30cmの竹の定規)を入れて、センサを取り付けます。これは色々な人に、ナイスアイデアと褒められます。走行中もある程度のスピードなら魚探は見れるし、使い勝手良いし、安いのでオススメです。

物入れの設置

チューブを活用して物を置くのは、インフレータブルボートの命題だと思います。後方のチューブエリアを活用したくて、物入れを作りました。ここに、エンジン不調時のための工具、交換用のプラグ、救命浮輪、船検書類、弁当、飲み物を入れています。

プラスチックボックスの底に5cmくらいのスリットを、加工入れます。ナイロンのベルトを2本通してチューブに巻いて固定しています。

ボートに付いているハンドルに干渉するので、干渉部分はボックスの底板をくり抜きます。

フタは大きくカットして、浮輪を入れられる様にしました。左右のチューブに作ったのですが、流石にそれほど入れるものも無くて、1個に落ち着きました。かさばる物を入れるには便利で、重宝します。注意点は、後ろを重くすると前が持ち上がって船のスピードが出にくい事です。ゴムボートは前後左右のバランスが大切です。

右後ろにプラスチックボックスを固定

最後にザブトン

しばらくゲルクッションを使っていました。柔らかい点は、それほど不満はなかったですが、振動でずり落ちるなど、安定感の面でイマイチでした。

最終的に採用したのがBMOの3wayクッション。正直、高いと思ってしましたが、正解でした。強いマジックテープで強力に付けられるので、おしりが安定します。硬さがちょうど良くて、長時間も苦では無いです。マジックテープで外せるので、ゴムボートのコンセプトにもマッチします。タックルボックスにマジックテープをつければ、海上釣り堀や、堤防でも活用できます。

初めに使ったゲルクッション。ズレます。

↓ がズレなくて座りごごちも良いです

タックルボックス

タックルボックスは極力小さい物をにしたいです。沢山持ち込んでも、8割の仕掛けは予備で使わない物です。幅50cm、奥行き20cm、高さ20cmくらいの中型の工具入れを使っています。それまで使っていたドカットは便利だけど大きすぎるので、家でのタックルの管理箱になりました。

艤装の楽しみ

風の強い日は海に出ずに、あれこれ妄想しながら艤装をするのも、ボートフィッシングの大きな楽しみです。トライアンドエラーを繰り返して便利を追求しましょう!重くなると速度はかなり落ちるので、コツコツと軽い素材を使ったり過度な補強を避けるのがポイントと思います!

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