我が家には、高校生の子供がいます。中学1年生の時に、数か月塾に通ったこともあったのですが、あまり合わないと感じたようです。理由は、授業は確かに質が高いこともあるけれど、知っていることにも時間を使うようで、時間の使い方を拘束される点で、あまり効率的ではないと感じたようです。当時、そこまで整然と説明してくれたわけではないですが、話を聞いて要約すると、そういう理由でした。
それ以降、中学3年生の受験の時にも、塾に行かずに独自に勉強方法を確立して受験に取り組みました。志望校が地元の公立トップ高校だったし、志望者の8割が通塾生だったので、親には少し不安もありました。なので、勉強方法は色々一緒に検討して、あれがいい、これがいいと検討しながら受験勉強に取り組んでいました。文字にすると、シリアスな感じになりますが、本で学んだり、勉強 youtuber の方法を試したりしてました。イイねーとか、イマイチだねーとか、楽しんでやっていたのが懐かしいです。
社会の時事問題について
そんな中、学ぶことが難しかったのが、社会科の時事問題です。配点が高いうえに、入試では図、写真、グラフなどの資料を与えられ、短時間で出題の意図通りに読み取って、答えなければなりません。分析力と思考力に加えて、時事的話題の基礎知識も必要になります。
分析力と思考力はトレーニング可能だと思います。また、時事の知識は定番のパターンを知っておくことでニュースの見方が変わってきます。しかし、日頃から新聞やニュースに関心を持っていればよいのですが、部活や塾などで忙しい子供達。なかなか時間がありませんでした。我が家は、冬休みに取り組みました。このように、対策しにくい時事問題に対する我が家の方法を紹介したいと思います。
最近の時事を楽に知る
私立の中学受験で有名な雑誌たちですが、十分に中学生の高校入試にも活用できます。小学生用なので、字数も少なくタイトに分かりやすくまとまっています。時事の総ざらいをするには
また何よりも、時事問題だけではなく、面接対策にも役に立ちました。
おすすめ雑誌
- 中学入試用 サピックス重大ニュース (代々木ライブラリー)
- 中学受験用 重大ニュース (日能研ブックス)
- 入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本(学研プラス)
- 重大ニュース 中学入試用―社会&理科の時事問題対策!(栄光)
この中から、1冊選んで取り組めば充分だと思います。必ず最新版をご購入下さい。
記述問題の練習
次に記述問題の解法を学びました。記述問題は配点が高い上に、9割が記述を設定していて、さらにその8割が部分点を設けているそうです。なので、記述問題を対策すれば大幅な点数アップを図ることができます。
記述問題の演習をする前に、ただ、やみくもに問いても力は尽きません。まずは、問題の意図を正確に把握すること、解答の仕方の方法を自分なりに持つ事が大事です。日能研ブックスのこのテキストは、前半で記述問題の書き方のポイントを丁寧に解説してくれます。そして、中盤以降で
①国土・地形・気候、②日本の農水産業、③工業、④資源と環境、⑤人口と国民生活、⑥貿易と交通、⑦政治・法制史、⑧社会・経済史、⑨外交史、⑩文化・宗教史、⑪日本国憲法と基本的人権、⑫三権分立・予算・地方自治、⑬日本と世界の結びつき
など、様々な方面の記述を練習できます。中学受験でも全く侮れません。高校受験の練習には十分活用できます。
ある程度慣れてくると思いますので、次は、旺文社の下記のテキストが役に立ちました。これで練習をすれば、かなり力が付きます。本人もだいぶ自信を持ったようです。
時事問題を知ることで、普段の受け答えもしっかりしてきて、随分と考え方が大人になったように見えました。勉強は人を作るなぁ、と改めて思いました。
最後に
昔と違って、最近は考えさせる問題がとても多いです。一瞬、見ると練習が難しいように思いますが、必ず傾向やパターンがあり、それを目的に対策された書籍が今はたくさんあります。内容は玉石混合ではあるので、適切に選んで効率的に勉強をすると良いと思います。