小学生低学年では、計算が得意な子でも、引っかかってしまって算数が嫌いになる一つ目の壁に、文章問題があると思います。文章の様々な言い回しを理解するには、年齢的な理論形成や文章への慣れの差があるからだと思います。
1、2年生の頃は、まだまだ成長の個人差が大きい年頃と言います。
例えば有名な話で、同じ大きさのコップ2つに同じ量の水が入っています。それを、細くて背の高いコップと、太くて背の低いコップに移し替えます。当然、水位に差が出ますが、小さいお子さんに「どちらが量が多い?」と尋ねると、背の高い方を選ぶ子が割と多くいるらしいです。
これが年齢による論理形成の差ということです。これは焦ることはありません。いずれ成長とともに追いついて並んで抜くことも容易にあります。なので、このことで悩んだり「なんで??」と子供に問いかけるのは推奨しません。特に男の子は女の子に対して一般的に遅いそうです。私も上がおねぇちゃんだったので、無意識に比べて苦しくなったことがありますが、気長に色々触れ合って成長を促しましょう。
でも、その中で気づいたことがあります。子供が分からないのは言い回しの種類に戸惑っているんです。これは練習ができることを確認できました。意味を覚えて、イメージを正しくすることが正解だったとわかりました。
例えば、たし算だったら、ぜんぶで、みんなで、あわせて、あとからやってくる、、、
引き算だったら、ちがいは、のこりは、へると、いくつ多い、あといくつで、いくつ少ない、、、特に引き算は、○〇「から」△△「を」引くという、方向の理解が必要なので少し難しくなります。
この文章問題の独特の言い回しに慣れるように試行錯誤でたどり着いたドリルがあります。
このドリルの良いところは、絵で分かりやすく、見ながら文章題の問われる意味を正確にイメージする力がつきました。絵も可愛くて、楽しく取り組む事ができました。小学校入学準備としてもおすすめです。
これらの文章問題の練習はとても効果的でした。パターンで覚えればすぐにできるようになりました。普段の会話の語彙も増えたかもしれません。