図形は苦手
数学って、計算は得意だけど、図形は苦手。空間図形なんて、もっと無理…。という声をよく耳にします。斯くいう私も、図形でかなり苦労しました。子供には、苦労させたくないなと思い、遊びながら図形のセンスを身につけられないものか、工夫しました。
図形のセンスがあるって何だろう
私が中学生の時、数学の先生が言っていた言葉が印象的です。
「みんなは家で手伝いをしていますか?豆腐とか野菜とか切って、その断面を頭の中で想像できますか?どう切ったら断面が3角形になる、4角形になるか、頭で想像できるかな?」先生が言うには、普段の生活の中でイメージすることが大切なんだとおっしゃってました。
- 頭の中で、平面図形や立体図形をイメージできる。
- 回転したり移動した図形をイメージできる。
- フリーハンドで図形を書くことができる。
- 立体図形から平面にした展開図をイメージできる。また逆も同様にできる。
高校入試の問題では、文章を読み取り図形を描くことが必要です。さらに、補助線を引くことで解法の糸口を見つけたり、切り口から図形を正確にイメージする力が必要です。
幼児期 遊びながら図形に親しむ
幼児期は遊びながら、空間認識力をつけることを目標にしました。
形、大きさがバラバラの7種類のピースを使って、指定の形を作るパズルです。レベルが20段階のガイドボードがあり、2ピースからはじまり、少しずつ難しくなるので小さい子供でも、ヒントを出しながら親子で楽しめます。また、ジグソーパズルと違って、完成形が限られていないので、ピースを組み合わせて、動物や乗り物の形など様々な形を作ることができます。思考力や創造力が身に付きます。
お風呂で楽しめるタングラムです、
2.5cmのサイコロ型の積み木が赤、青、黄、緑、橙、5色が10個ずつ合計50個入っています。平面と立体のパターンカード(作品例)があり、指定の形を作ります。立体問題では見えない積み木を想像しなければ正解できないので、推察力、想像力、空間認識力が身に付きます。
王道のレゴとマグネットフォーマーです。これらは、誕生日などのイベントごとに、ピースを増やし大がかりなものを姉弟で作っていました。今でも、時々、遊んでいます。レゴですが、我が家では、レゴ デュプロの方を好んでいました。大きさが通常より2倍で扱いやすく、大きく物を作れるので、使い勝手が良かったようです。姉はリカちゃん人形のお家。弟はポケモンの指人形のジムや基地、ミニカーの駐車場を作っていました。
小学生 低学年 図形のセンスを育もう
算数、数学に関連する図形の本を選んで、取り組んでいました。
形、角度、面積といった図形分野や、分数、掛け算まで、算数の発想力をみがく50題が掲載されています。おり紙を切ったり、重ねたり、折ったり、指先を使いながら試行錯誤することで、図形のセンスだけではなく、子供には理解が難しい分数の掛け算や比の考え方も自然と身につく事ができます。
小学4年生になると、方眼紙に立体図を描く授業が始まります。姉の時に苦手な子が多かったようです。コツをつかめば誰でも描けるようになると思います。
点描写とは、座標上に並んだ点と点を結んで、見本の図形を描き写すことで「どの線と、どの線が平行か」「どの長さにすればよいのか」と試行錯誤しながら描くことで立体図形を描くコツをつかむことができます。
中学受験は考えていないので、読み物として読んでいます。図形に興味を持ち、発想力が身につくことを期待して選びました。
13枚の切断面パーツが入っいて、高校受験で出題される立方体の切断に関する頻出パターンが網羅されています。実際にビジュアルで切断面を確認できるので、平面に描かれた解答の図よりもイメージしやすいので高校の受験勉強でも重宝しました。弟は、付属しているドリルを使ってクイズ感覚で楽しんでいます。
まとめ
図形のセンスは天性のものではない
図形のセンスは、天性のものではなく、誰でも持てます。
苦手意識が高い図形ですが、遊びの中から図形センスを身につけることができそうです。小さい時から、身近に触れることで自然と、図形をイメージする力が作られると思います。図形問題に苦手意識がなくなれば、数学に自信を持てそうです。